組織成立の3要素

 

From 石原 達哉 
品川のオフィスより

 

かれこれ6年前

   
まだ次男が小学生の頃、

私は次男がやっていた

フラッグフットボール:

腰につけたタオルを取る
防具なしぶつからない
アメリカンフットボール

のチームで

”週末お父さんコーチ”をしていました。

 

我がJr.シーガルズの6年生チームは
春と秋の二度、
全国大会に進みました。

 

2回とも惜しくも
準優勝に終わりましたが

 

あの1年で、
子供たちは

試合を重ねる度に
どんどん強くなっていきました。

  
春から日本一を目指していましたが、
地区大会では
危なっかしい試合もありました。

 
関東大会では、
最後の1プレーまで
負けていた試合もありました。

  
そんな彼らが
何故、
試合を重ねる度に
強くなっていったのか、

うまくなっていったのか
を少し考えてみました。

 

     
アメリカの経営学者の
チェスター・バーナード氏は
”組織成立の3要素”を
以下のようにまとめています。

 

<組織成立の3要素>

1。共通の目的。組織目標、組織目的。

2。協働意識、貢献意識

3。コミュニケーション

です。

 

一つ一つを振り返ってみました、、

1:共通の目的・目標について

目の前の次の試合に勝つ、

そして全国で優勝する
という明確な目標がありました。

 

2:協働意識、貢献意識について

フラッグフットボールは、
ポジションにより、役割が明確に決まっています。
だから、それぞれがそれぞれの役割を
一生懸命果たすように頑張るしかありません。

前の試合で、
チームとしての連携や
役割分担で
うまくいかなかったところはどこか?

それを次の試合までに修正できるよう
皆んなで練習をしました。

更には、
個人としてうまくできなかったプレーを
それぞれが次の試合までに懸命に練習をしました。
(次の試合に出してもらえるように、、
 そして出た時にミスをしないように、、)

 

そして

3:コミュニケーション

 

夏休みには我が家のリビングに
皆んなで雑魚寝をして
合宿をしました。

 

不甲斐ない試合の後は、
子供達だけでMeetingをさせました。

そして

本当に全国に行きたいのか?
優勝したいのか?

を話し合って貰いました。

 

関東大会に駒を進めて以降は

次の試合

どうやって攻めるか?
どうやって守るか?

 

ビデオで撮った

相手のプレーを見ながら、

作戦を考え、その練習をしました。

 

2週間ごとに試合があったので、
その2週間の間に、

次に勝つために何をする?
どこを修正する?

そんなことを繰り返しました。

 

即ち、
短いスパンで、
課題を修正することを

繰り返し繰り返し

1年間をかけて

皆んなでやったということです。

 

これがチームが強くなった要因でしょう。

 

 

 

同じことは
会社組織にもきっと当てはまるはずです。

明確な目標はあるか?
一人一人が達成したいと思う目標に向かっているか?

 

顧客への価値提供のために

どの強みを磨くのか?
どの弱みをどこまで修正・改善するのか?

 

期限を区切り

いつまでに
どこをどうするか?という

取り組みをしているか?

 

お互いの役割は明確か?

それぞれがより良くなるための
成長のテーマを持っているか?

 

コミュニケーションは??

上から下への一方通行ではないか?

下は考えているか?

そして上に提案しているか?

下は上に気兼ねなく言いたいことが言えている?

横の関係はどうか?

セクショナリズムはないか?

などなど、、、

 

 

子供たちは、勝つたびに自信を得ました。

そして戦うごとに反省材料を得ました。

 

短い期間で
何に取り組むのかを決めて、
皆んなでそれにチャレンジする

 

その結果、
自信を得るか
または
反省材料を得る

 

これをやっていけば、
間違いなく会社組織も変わるはずです、、、

 

さあ、あなたの組織では

まず何から始めます?

 

 

今日の話が

何かの参考になれば嬉しいです。