客観視のフィードバックをくれる人
From 石原 達哉
五反田のタリーズコーヒーにて
先週、モヤモヤを感じました。
新人研修の1日目が終わって
何かうまくいっていない違和感を感じたのです。
新人の彼らは2ヶ月間ずっと研修が続いています。
6月に入り、
彼らから4月の”フレッシュさ”はすっかり消え、
彼らは”研修慣れ”に支配されていました。
いつもと比べ、どうも刺さり方が弱いな、
これがモヤモヤの正体です。
私は考えました。
今こそ私がもう一皮か二皮、剥ける必要があると、、、
そして、研修終了後の駅までの帰り道に、
同じ研修に入った先輩のベテラン講師に
声を掛けお茶に誘いました。
上記を伝え私に対する
アドバイスをお願いしました。
ベテラン講師である先輩のアドバイスは
的を得ていました。
私のことを外側から客観的に見た
フィードバックでした。
「あなたは私にはこのように見える」
「もしかしたらこんなことやってしまってない?」
「そこにこだわっているのはなぜ?」
「そのこだわりを捨てたらダメなの?」
人は皆んな、いつもその時に持っている選択肢の中から、
ベストだと思うものを選んでいます。
しかし、それがベストかどうかは分かりません。
本人が意図したことが伝わらず、
真逆に見えてしまっていることもあります。
そしてそれは決して少なくありません。
私は先輩講師の率直な
フィードバックから2つの気づきを得ました。
一つ目は、私がしゃべり過ぎているということ笑。
私は体験談を踏まえ、
社会人の先輩として
大切なことを伝えてはいました。
しかし、
「2」を聞いて「8」を喋ってもらうではなく、
「6」くらい私が話をしてしまっていました。
彼らの心により深く届けるには、
もっと彼らの話を聞き、
彼らの内側にあるものが何なのか?
を理解しなければできません。
まるで
下手くそな営業マンみたいだなぁと
反省しました。
そして2つ目は
タイトな時間を守ることを意識するあまり、
敢えて全体に対するメッセージにしましたが、
その分、個々人に対する
個別のメッセージが薄くなってしまったこと。
先輩のとても的確なアドバイスにより
私は具体的かつ重要な修正点を
手に入れることができました。
今日からまた新人研修に入ります。
今日はIT系のコンサル会社です。
きっとまた賢い新人がたくさんいるでしょう。
先週の学びを生かし、
私自身が一皮、二皮剥けるための
修正にチャレンジします。
おそらく研修慣れしてしまっている彼らに、
グサリと必要な気づきを与えられるように、、、
自分を客観的に見て
利害関係のないところで
率直なアドバイスをくれる人
の存在は大きいです。
あなたにはそういう人
誰かちゃんといますか?