リクルートで日々鍛えられたこと・・・
From 石原 達哉
自宅の書斎にて、、、
三つ子の魂百までと言いますが、
私は新卒で(株)リクルートに入社して本当に良かったと思っています。
何故ならば、日々訓練されたから、、、
何をどのように??
それは、、、
挙げれば切りがないくらい
たくさんの事を教えて貰ったと思います。
ですが今日は、
社長の会社でもすぐに真似ができることをお伝えします。
それは、、、
(株)リクルートでは
先輩や課長に相談にいくと
いつも決まって
「お前はどうしたいの?」
と聞かれました。
「お前はどうしたいの?」
という問いに答える為には、
あらかじめ自分なりの答えを
用意する準備が必要です。
即ち、
予め自分なりに
一番良いと思う”考えを纏める”
という作業が
必要になるのです。
そして
自分なりの答えを持たずに
相談に行くと、
教えて貰えないのです。
必ず
「お前はどうしたいの?」
「お前はどう思うの?」
「一度、自分なりに答えを出して
それを持って相談に来なさい!」
と、突き返されるのです。
これはとても良い訓練になりました。
そして、
自分なりの答えを持って相談に行くと、
「なるほどね。なんでそう考えたの?」
「俺はこう考えたんだけどね、どう思う?」
「それって本当にお客様の為になると思う?」
「それって**な視点が抜けてない??」
そんなやりとりが始まり、
そのやりとりの中から、
考えが正さるという経験をしました。
私がマネージャーになってから
メンバーに言っていたこと。、
そして今も、
さまざまな企業の研修に行って
言うのはこの話です。
ビジネスにたった一つの正解なんてありません。
あるのは妥当解です。
そして状況状況によって答えはいつも変わります。
だから上司はあなた達に答えを教えることはできなのです。
だってそれを教えてもあなたたちの役に立たないから。
あなたたちは答えを聞きに来てはいけません。
だってその答えはその時のその状況下における上司の判断でしかないから。
状況が変われば違う答えになるのだから。
では、あなたたちが学ぶべきことは何でしょう?
それは、、、
考え方であり、上司の思考回路です。
それを学ぶためには、一度自分で答えを出すことが必要です。
そしてその答えを持って、上司の答えとすり合わせます。
答えが一緒だったとすれば、きっと考え方もあっていたということ。
もし、答えが異なったら、自分と上司はどこで答えが別れたのか?
その分岐点を探すことが大事です。
分岐で違う選択をする時のはどんな場合か?
その理由は大きく3つ。
1)持っている情報量が違う。知識や経験に差がある場合。
2)見ている視点、視野、視座が違う場合。
3)判断軸(基準値)が異なっている場合。
持っている情報量が同じで、
見ているものが一緒で
基準が同じなら
人は同じ答えになります。
だから、考えのプロセスの分岐を探して、
自分にはどこで何故逸れたのかを学び、
足りなかったものをその時にINPUTする。
これを繰り返す中で、
あなたはきっと上司と同じような答え
(それは決して正解ではない、妥当解である)
を導き出せる思考回路を
身につけられるはずです。
だから正しい相談の仕方は
「どうすればよいでしょう?」ではダメだよ。
「私は**だと思うのですが、どうでしょうか?」が正解だよ。
必ず、自分なりの答えを準備して相談するように!と
指導をしています。
* * *
社長の会社の若手の皆さんはこれできていますか?
そして社長の会社の上長さんたちは
「お前はどうしたいの?」って聞いてますか?
自分なりの考えを持っていない相談を突き返せてますか?
これは、明日からすぐできることだと思います。
ぜひ、やってください。
激しくオススメします。
これをやることで
貴社の一人一人に、
自分で考える習慣を作ることができるでしょう!