カッコイイ上司とは?

 

ラグビー日本代表を率いて
強豪国、南アフリカを破るという
歴史的快挙を成し遂げた
エディー・ジョーンズ元監督。

彼は著書の中で
「人間は失敗から多くを学ぶもの」
と言っています。

 

 

そして、確かアチーブメントの
青木仁志先生から聞いたと記憶しています。

 

私がリクルートの4、5年目くらいで
大枚を叩いて自己投資をした
「部下を成功させるマネジメント講座」
の中で言っていました。

 

「部下を成長させるためには、 
 マネージャーは時に、
 部下に敢えて失敗(=当然の結果)を
 経験させることも大切だ」
 と。

 

もちろんその結果が自分の責任の中で
リカバリーができる範囲においてです。

 

 

私がカッコいいと思う上司は、

「上手くいくかどうかわからない」と
部下が躊躇している時に

「いいからやってみろ!

 上手く行かなかったら俺が責任を取る!」

と言って、
ポンと背中を押してくれる人。

 

そして上手く行ったら、
「お前が頑張ったからだ」
と褒めてくれて、

 

上手く行かなかったら
上や周囲に対して
「私の指導不足です」
と庇ってくれる
そういう人です。

 

 

逆に最も嫌悪するのは、
”手柄は俺のおかげ、失敗はお前のせい”
という上司。

たまにこういう人っています、、、

 

とても残念です。

 

そのままではきっと淘汰されますし、
そういう上司がきちんと淘汰される
世の中を作りたいと私は思います。

 

 

失敗する前に、
「こうしなさい」と
指導してしまうのもありですが

      
青木先生的には、
それはきっと中途半端なのでしょう。

 

    
結果は上手くいくかもしれないけれど、
本人にとっては学びが少ない、
そういうことだと思います。

 

上手く行かないかも、、と分かっていて、
敢えて失敗を経験させるって、
上司にしてみたら
とても勇気と忍耐がいることだと思うのです。

 

失敗したら折れてしまう人に
それはできないでしょうから
人を選ばなければいけませんし、

 

彼なら失敗から多くを学べるはずだと
信じなければできませんので、、、

 

だから、敢えて失敗を経験させるって、
とても深いと思う訳です。

 

 

ひるがえって今、世の中を騒がせている
日大の内田監督、、、

いったい彼は何なのでしょう?

 

 

アメフト経験者としても、
アメフトをやっている子供を持つ親としても、
絶対に許せません。

 

 

 

我々としては、
人として、
指導者として、
責任者として、
「絶対にあのようにしてはいけない」
と、

彼を反面鏡姿に
学ぶしかありませんね。