「○○すべき」は要注意です!
- さ
From 石原 達哉
地元のカフェより
メンバーが
『〜すべき」
「〜の方が良い」
「〜しなければならない」
と言っている状態は要注意です。
なぜならば、
実際に彼らのスイッチは入っていないから、、
行動が途中で止まることがよく起こります。
なので、我々としては彼らを
『〜したい」
の状態にする必要があります。
2ヶ月くらい前のこと、
知り合いが
あることに悩んでいました。
「Aをやらなきゃいけないと思うんだけど、、、
AをするとBもしなければいけないし、
その後でCのことも考えなきゃいけないから、、、
どうしようかなと迷っている」
と言うのです。
あれやこれや話をしていくうちに、
「別に今のままでもいいんだよな〜。
Aをしなくても
実際あまり困ることはないんだよな〜」
と、そんな発言も飛び出します。
どうも煮え切りません。
20分近く「どうしよう、どうしよう」と
堂々巡りをしていました。
そこで私は試しに言ってみました。
「だったらいいんじゃない。
別に困らないんでしょ。
Aをやらなくても、、、
いいじゃん。いいじゃん。
今のままでいたら〜。」
と。
わざと突き放してみました。
すると何が起きたでしょう??
「え〜〜〜〜っ」と言って
暫く考えてから
彼女は、言いました。
「私、やっぱりAをやることにする、、、」
だって(笑)。
決めた後の彼女の行動はとても早かったです。
1週間以内にAはもちろん
BもCも含めた全てのことを
あっという間に片付けてしまいました。
頭ではわかっている、けれど体が動かない
そういうことってありますよね。
そういう時は
頭ではなくてあなたの心はどうなの?
を問うのが常套手段です。
即ち
「やるべきとか、やった方が良いとかではなく、あなたはやりたいの? やりたくないの? どっち?」
です。
しかし頭では既に
「やった方が良い」
の状態になってしまっているので、
一度、フラットな状態に戻す必要があります。
だから一旦、突き放すのです。
そして敢えて逆の事を言ってみます。
”いいんじゃない、やらないという選択肢だってあるよ”
”そっちを選ぶのも全然ありだよ”
その上で問います。
”で、どうする??”
と。
こうすることによって
人は初めてフラットに
自分はどうしたいのか?
を考えることができます。
”やる”を選んでも
”やらない”を選んでも
どちらも本人が決めた
意志のある選択です。
”ねばならない”の状態でやるよりも
よっぽどスイッチが入った
密度の濃い仕事になるでしょう。
試しに今度使って見てください。