人が主体性に動くためには?

From 石原 達哉
地元のファミレスより

西野ジャパンやりましたね。

歴史的な1勝おめでとうございます!

 

 

朝のニュースで、

震災にあわれた大阪・高槻の人たちが

皆んなでテレビを見て、喜んでいるのを見て

あらためてスポーツの力を感じました。

 

今日は、サッカーの話から

企業の組織のことを考えてみました。

 

サッカーってあらためて

とても難しいスポーツだと思うのです。

 

何が難しいかといえば、

瞬時の状況判断と高度な連携

が求められるからです。

 

特に攻撃を仕掛けるシーンにおいて、

ボールを持つ人は、

どこにボールを出し、

どう相手を切り崩すか、

 

あのスペースに今ボールを出せば、

きっと彼が走り込んでくる

とか、

 

パスを出した後、

彼はきっとあっちに走るから

俺は逆に走り込もう。

ディフェンスは俺に気を取られ、

彼が自由にシュートを打てる瞬間を作り出せる

とか、、、、

 

まさに以心伝心、阿吽の呼吸の世界です。

 

では、

以心伝心、阿吽の呼吸の正体は何でしょう?

 

 

それは、、、

 

イメージの共有です。

 

 

お互いが頭に描くイメージが同じであれば、

ピッタリとした連携になり

得点になりますが

 

共通のイメージがないと、

誰もいないところにボールが転がったり、

パスが通らなかったりして、

ボールを失ってしまうのです。

 

 

これは企業の組織においても一緒だと思います。

 

私はリクルート時代に約3000社の

採用と組織活性を担当しました。

そしてたくさんの企業理念を目にしました。

 

残念ながら多くの会社の理念は、

”言葉だけ”で機能していないように見えました。

 

例えば

『顧客第一主義』という理念があったとします。

 

お客様を第一に考えるって

具体的にどういうこと?


ということが

会社の中で議論されていないのです。

 

具体的に行動レベルでイメージが共有されていません。

 

例えば ****な場合、

その理念をモノサシに考えたら、

○な行動は


 

×な行動は


 

さまざまな場合について

上記があると、

一人ひとりは

早く、迷いなく

動けるようになります。

 

上司の指示を仰ぐがなくても

自ら判断し直ぐに行動がとれるようになります。

 

 

社長の当たり前は、

みんなの当たり前と違います。

 

そして

一人ひとりが

違う当たり前を持っています。

 

だから

会社としての当たり前の状態を

イメージで共有することが大事なのです。

 

人は皆んな評価されたいし、

褒められたいと思っています。

 

しかし

失敗するのが怖かったり、

人の目が気になるから

進んで動けないのです。

 

”従業員が指示待ちである”

”従業員の積極性・主体性が感じられない”

もし社長が

そういうお悩みを抱えられておられるなら、

 

『理念を具現化した行動のイメージが共有されていないこと』

 

それが原因の一つかもしれません。